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茶道具

日本の美術工芸の枠は茶の湯にすべて内包されていると言われてきました。また懐石料理や茶室建築など、茶の湯が日本文化に与える影響は大きいものがあります。
茶人が創造した画期的な文化が伝統となり、さらに時代の行き吹きがそそきこまれ今日の茶道具があるのです。
点前の所作を繰り返し稽古することで、型を身につけましょう。体で覚えた型の中から使う茶道具からも茶の湯の伝統と心を感じ取ることができるでしょう。

茶道具一覧

茶道の茶箱

茶道を習い始めた最初の頃は、歩き方や立ち上がり方だけでなく、物の持ち方まで決まりごとがあって、正直あまりの決まりごとの細かさに戸惑いました。

ですが、右手・左手などの順序を一生懸命覚え、和服を着て華やかにお茶会など出かけられることが嬉しくてしょうがありませんでした。
そして、その決まり事の理由や由来などを学んでいくうちに、自然を愛でるように日本の心に触れることができ、日本独特の四季の移り変わりなどの美しさに魅せられるようになりました。

長く細く茶道の稽古を続けている私ですが、日々の生活自体はというと次第に洋風に変わって行った様に思います。生活の中で感じられた季節感というものが世の中が便利になっていくにつれてどんどん無くなって来たように思います。

日本の季節感を茶道を通じて四季折々に感じる事がいつしか私の楽しみとなりました。

さて、ここではお茶を点てる道具の説明をして参ります。
お茶を点てる道具には、箱に入れて持ち出す方法があり、それが「茶箱」という楽しい茶道具です。
茶を点てるのに必要な道具一式が箱の中にすべて収まっています。箱のまま持ち出して茶を点てるというように、くだけた雰囲気の点前になっています。

初めてこの茶箱をお稽古で拝見したとき、雛飾りのような可愛さを思わず思い出しました。とても懐かしいような感じを楽しめました。

稽古場に茶箱が出てくると、この茶箱を好んでいる仲間たちは顔を見合わせたりして微笑んだりして、稽古場がじつに和やかな雰囲気になり、そんな中でお稽古を進めることが出来ます。

茶道のお菓子

茶菓子には色々ありますが、どれもさりげなく四季折々の自然の趣を思い起こさせてくれて、味わいもあり、お茶の美味しさを引き立てるものと言われています。
茶菓子は四季のうつろいを先駆けて告げてくれるのです。

もてなす側が茶菓子を手作りして勧めるのが茶道の本来の姿です。茶菓子の一番の食べごろを考えて作り、多少形が悪くてもお客様にその心が伝わればいいのです。

風味が落ちないうちにお客様に出す事が出来るようにして、寒いときには温かくし、暑い時には冷やすというような工夫も凝らしましょう。
ご自宅で作る事が困難な場合はお菓子屋で入手するという手もありますので、「もてなしの心」を基に考えてお選びになってください。

茶菓子は風味に重点を置いたものと言われています。
菓子の味も時間が経つと変化します、菓子も生きているのです。
特に「主菓子」(おもがし)と言われる「蒸菓子類」は、「干菓子」と比べても味の変化が早いので、入手する時には食べる時間をきちんと考慮することが必要です。

茶菓子の決まりごとは特にありませんが、明治以降、今日まで洗練された御菓子になってきた中で次のようなものを茶の湯と共に選ばれる方が多いようです。
香りがある場合は、強すぎず、ほのかな香りの菓子。
食べ口の問題で、舌の上で溶ける感触のある菓子。
美味しそうに見える色と形(姿)。
季節感を感じる菓子。
今までにない発見を感じる菓子。

和に関する天然原が材料の中心となっていて、バターやチーズ、油を使ったものはふさわしくないという考えが常識のようです。
出来るだけシンプルに「味、香り、色、形、銘」の調和を考えて作ったり、選んだりしてみると良いと思います。

茶道のふくさ

「ふくさ」とは「袱紗」または「服紗」などと書きます。辞書を引いて説明すると茶器の塵を払ったり、茶碗を受けるときに使う縦横27センチ、29センチメートルほどの絹布のことだそうです。

茶道ではこれを「使い袱紗」と言っていて、「ふくさ」=「使い袱紗」のことを指しています。
茶道以外で使われるふくさの使用方法と言えば、進物の上にかけたり、冠婚葬祭時にお金を包んだりするときに使われたりしています。

「ふくさ」は流派によって正式な色柄が決まっています。
裏千家の場合、男性は紫、女性は朱色の無地が正式なものだそうです。
流派の中には袱紗を使わない流派もあります。

また「古袱紗」、読み方は「こぶくさ」あるいは「こふくさ」という「ふくさ」の半分から四半分ほどの大きさの絹布もあり、これは基本的に好きな色や柄のものを使ってかまわないことが多いようです。

茶器の拝見の際など様々な場面に「古袱紗」は使えます。

「ふくさ」の値段は、ピンきりですが、だいたい三千円から五千円といったところが相場みたいです。

何を買ったらいいか分からない人は、お店で流派や茶道歴などを伝えれば紹介してもらえるはずですよ。


【台付き】
台付きふくさ鮫小紋(紫)
台付きふくさ鮫小紋(朱)
定番!絹ふくさ(紫)
台付きふくさ鮫小紋(紫)
3,150円(税込)

台付きふくさ鮫小紋(朱)
3,150円(税込)

定番!絹ふくさ(紫)
3,150円(税込)

定番!絹ふくさ(紺)
定番!絹ふくさ(渋緑)
定番!絹ふくさ(柿)
定番!絹ふくさ(紺)
3,150円(税込)

定番!絹ふくさ(渋緑)
3,150円(税込)得

定番!絹ふくさ(柿)
3,150円(税込)

http://store.yahoo.co.jp/kimonoyasan/fukusa-mdl.html

茶道の棚

茶道のことを「さどう」または「ちゃどう」と読みます。
辞書を引くと「茶の湯によって精神を修養し、交際礼法を極める道」(広辞苑第5版より抜粋)ということになります。
なんか、この意味だと茶道がすごく堅苦しい意味合いに取れるかもしれませんが、そうなのです。

茶道で使われる棚は台子(だいす)、大棚、子棚、仕付棚、箪笥の5種類に大別されています。
さらに細かく分けると

○台子 :真台子 竹台子 及台子 高麗台子 爪紅台子の5種類
 大棚 :紹鴎棚 志野棚 葭棚の3種類
 子棚 :中央卓 冠台 山里棚 四方卓、と、丸卓 二重棚 三重棚の2系統7種類
 仕付棚:洞庫、と、一重棚 二重棚、炮烙棚 釘箱棚の3系統5種類
 箪笥 :旅箪笥 短冊箱 茶箱の3種類

というように分けられます。

そもそも茶道の棚の大本は風炉や水指など皆具一式を飾る棚物の台子でした。その台子を基準にして大棚、子棚、仕付棚が作られたそうです。

水指を飾る棚が考案されてから後、棚物と水指は密接な取り合わせとなったため、共に発展し、現在の多種多様な棚物が出来ていったようです。

例えば、床の間にあった卓類が点前用となっていて、水屋にあった準備棚を点前用に大きさを変えて室内に入り、居間に置かれていた厨子類も大棚となって点前用になったということです。

ほかにも棚は色々な変化をもたらしつつ今に至ると思います。

「棚」というと、他の茶道具と比べて地味だなって感じる方もいると思いますが、実際には、重要な茶道具の一つで、茶道の発展に大きく関わっているものです。

茶道の釜

茶道をあまり堅苦しく考える必要は無く、茶が日本に伝わってから現在に至るまでの客と主人の思いやりの結晶なのです。

茶道を始めるのに重要な事と言えば、主人の立場でも客の立場でも相手への思いやりを持つことというのが大切だとすごく思います。

茶道における釜というのは、茶道の道具の中でも中心的な役割と持っていて、点前の間中その位置、存在を変えない道具であるために、「体の道具」と呼ばれています。
逆に点前中その位置をかえる道具を「用(ゆう)の道具」と呼びます。

茶会が催されていることを示す案内に「在釜」と書かれることからも、釜が茶道具において重要な役割を果たしていることが伺えると言えるでしょう。

茶道のための釜がさかんに鋳造されるようになったのは、室町期以後のことで、建仁年間に茶の十徳を鋳込んだ湯釜が明恵上人に好まれたという事から、本格的に茶道のための釜が鋳造されていくようになったといわれています。始まりと言われる釜を鋳造したのが九州筑前の遠賀川流域に住む芦屋の釜師だったために茶道における代表的な釜となりました。

釜は、ここで紹介した芦屋釜の他に天明釜、京釜、関東釜の3つ、代表する釜として広く知られています。

また、釜はただ単にお湯を湧かすための道具ではなく、美術品としても鑑賞されています。見所と言えば造形美や意匠、金肌、地紋、文様、そして湯を沸かすときの音(これを松風といいます)などあげたらきりがないでしょう。

ぜひ茶会に参加して、音色を確かめてみるのをお勧めします。

茶道で使う道具

これから茶道を始めていこうとお考えのあなたのために、茶道で使う基本的な道具をご紹介します。
茶道の世界では難しい感じが出てきますよぉ~・苦笑

1.茶器は、主に木製の「薄茶器」と陶磁器製の「茶入」とに大別される。
【薄茶器(usutyaki)】薄茶用
棗(natume)と言います。植物の棗の実に形が似ていることから、その名が付いたとされています。
本来は薄茶器の一つが棗ですが、いまでは棗が薄茶器の総称として使われることもある。
薄茶のお点前の時に、たっぷりと中に入れておきます。

【茶入れ(tyaire)】濃茶用
茶入れは、広い意味では抹茶を入れる茶器全体を指し、狭い意味では棗に代表される木製茶器
に対する陶磁器製の茶器を指します。蓋には象牙を用い、蓋の裏は金箔張りがされているものが多いようです。
お濃茶のお点前の時に茶器の中に人数分の濃茶を入れておきます。
茶入れには和物、唐物があり、日本製のものよりも外国製のもののほうが格上とされています。
唐物茶入れは格上ですので、稽古がだいぶ進んでからでないと使う事が出来ません。

【茶筅(tyasen)】
お茶を点てるための道具です。
茶筅には種類があって、百本点とか数穂とか何種類かあります。
前者は穂先の本数が多いもので、お薄、特に裏千家で点てるような泡立ちがいっぱいの場合に適しています。
ただ本来、茶筅は「泡だて器」ではありません。茶筅は、抹茶を茶碗の中でかき回し、濃さを均一にするための道具です。


【茶杓(tyasyaku)】
抹茶を容器からすくって茶碗に入れるための茶さじの事です。
お薄の場合、茶杓2杯分が適した分量です。

【茶巾(tyakin)】
お茶碗を拭くために使われる濡れた麻布です。
安いものであれば100数十円だったりしますし、ウェットティッシュのように数十枚がパックになって売られていたりもします。
また、茶巾を入れるための茶巾入れもあります。

【柄杓(hisyaku)】
水を汲むための道具です。茶道では、夏用はちょっと小さめの柄杓、冬用は大ぶりの柄杓というように、季節によって柄杓を使い分けます。
神社などで手を清めるときに使用するアレです。


【釜(kama)】
茶道では、茶をいれるために湯を沸かす道具として用いられます。
釜は季節によって使い方を変えるもので、夏は畳の上に風炉という炭をたいた入れ物の上にのせて湯を沸かします。
冬は炉という畳に埋め込まれた所にのせて湯を沸かします。
千家十職には「釜師 大西清右衛門」という有名人がいます。


【棚(tana/otana)】
棚は必ず使うものではありません。お点前によって、使うこともあれば使わないこともあります。
茶入れや水差しを置きっぱなしにできますので、お茶会などではお点前の時間を短縮することができます。

【袱紗(ふくさ)(fukusa)】
袱紗は、物を包んだり覆うのに使用する方形の布のことです。
冠婚葬祭のときに使用された方の多いのでは??
茶道で使用される袱紗(ふくさ)は、絹二枚重ねの布で、約30cm角です。お点前をする人は腰に袱紗(ふくさ)をはさんでいます。
お客様しかしない場合でも、茶人たるもの袱紗は常備しているものです。
裏千家では男性は紫、女性は朱色の無地が正式なものとなっています。これは流派によって異なります。


他に【こぶくさ】【花入れ(hanaire)】【建水(kensui)】【ねりこう】【香(kou)】【香合(kougou)】
【掛物(kakemono)】【水屋(mizuya)】などがあります。

茶道セット

茶道をするといっても、簡単に雰囲気を楽しむのか本格的にやっていきたいのかでは、そろえる道具が異なってきます。
自分で簡単にお茶を点てるためのセットや贈答用セット、茶葉の詰め合わせセット、もちろん茶道におけるブランド品の
ようなセット、本気で茶道を始めるためのセットなど、茶道のセットの商品は用途や目的により、非常に多くの種類が幅広く売られています。

茶道を今から始めたい、最初から学びたい、入門して本格的に学びたい方へオススメのセット内容を紹介します。

実際に茶道をやるとなった時、扇子など小物類も必要なものがありますが、本格的にやるのでなければ小物類は特に
必要ないでしょう。「お手軽〇点セット」が「〇〇円ポッキリ」みたいになっていれば十分です。

高価な茶道具や小物は、本気でやろうと思ってからでいいので、最初から飛ばす必要はありません。
まぁ、中には最初からきっちりとそろえてやり始める方もおられますけどね。
それが悪いとも思えません。はっきりゆって、お金に余裕があるのでしたらいいのをそろえましょう!
正直、お金のない私はそんな勇気はありません・苦笑

例えば、本格的に茶道を始めるのではなく、お茶を自宅でただ淹れるだけなのなら、茶筅、茶杓、茶葉セットで5000円位
という手軽なセットもあります。

もし茶道教室に通い、茶道のなんたるかを学ぼうと考えておられるようであれば、初心者向けの茶会に参加してみるのもいいと思います。
道具は懐紙、扇子(茶道用)、懐紙ばさみ、袱紗(茶道用)、爪楊枝、とりあえずこれだけあれば大丈夫だとおもいます。

この初心者道具がセットで売っていればいいのですが、たいていは茶道入門セットというと、茶筅、茶杓に
茶葉というような自分でお茶を淹れるためのセットが多いとおもうので、もし本気で茶道に入門しようと
いう方は、直接、茶道具専門店に行き、自分が入門する流派を告げ、店の人に自分用の入門セットを見繕って
もらうのが一番確実です。流派によってもそろえるものが微妙に違うと思いますしね。

茶道の茶碗

茶道で使用する茶碗の形には筒型、平形、輪形、半筒、端反、等がありますが、もっともポピュラーなのは碗形
のもののようです。
茶碗の中には、「天目」や「井戸」のように茶碗の特徴がそのまま呼び名になっているものもあります。
他にも、その茶碗の形から「筒茶碗」、「平茶碗」と呼ばれる茶碗もあります。
筒茶碗は筒のように底が深く、湯がさめにくく、温かさを感じるものとして主に冬用として利用されることが多く、
平茶碗は見込みが広く目立つので、見込みに何か文様とか景色などがあると映えます。平茶碗は主に夏用として
利用されます。このように、季節によって茶碗を使い分けたりもします。

茶碗には、お茶にあわせて作られたものもあり、これを「煎茶碗」、「抹茶碗」といいます。

食卓で主食のご飯をよそうための器の事をご飯茶碗と呼びますよね。
茶碗のサイズは人それぞれ適したものがあり、大人には大きな茶碗、女性には中ぐらいの茶碗、子供には小さい
お茶碗など。
湯飲みにも色々と種類があります。

茶碗は、産地や由来、その色や形の特徴によって、

〇唐物:天目茶碗
    青磁茶碗
    白磁茶碗

〇高麗物:井戸茶碗、三島

〇和物:古萩茶碗、唐津茶碗
    楽焼茶碗、(楽茶碗)
    志野茶碗、織部茶碗、瀬戸黒茶碗、黄瀬戸茶碗、伯庵茶碗

などと呼ばれています。個々の茶碗に銘がつけられたものもあります。
まるで自分の子どものようですね。

江戸時代になると、素焼きの土器や、木椀に変わって磁気の食器が使われるようになりました。
その頃に現在の「飯茶碗(蓋付椀)」、「煎茶椀」という言葉も生まれました。
その頃、「お茶碗」というと飯茶碗のことを指していました。

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