茶道の資格について、裏千家では「許状」のほかに、修道の度合いによって資格制度を設けています。
この資格は茶道の修道者の習熟度を表すもので、平成12年に一般の方にも分かりやすいように名称・制度が改定されました。
これによって、入試の願書や就職の際に提出する履歴書に明記しても社会的な理解が得やすくなったようです。
また教授者にとって、この「資格」によって弟子の許状申請のできる範囲が決まってくるようです。
茶道には、裏千家・表千家・武者小路千家・遠州流など数多くの流派がありますが、資格習得までの道程はそれぞれ流派によって少々異なる内容があります。
流派にかかわらず、ゆったり和の心を学ぶ気持ちが大切な資格です。
【初級】(随時申請可三種目一括申請)
○入門(にゅうもん)
最も基本となるおじぎの仕方から始まります。その次に割稽古(わりげいこ)と呼ばれる部分稽古を修得します。それが終わってから、はじめてお茶を点てることになります。
○小習(こならい)
前八ヶ条と後八ヶ条の十六ヶ条の習い事。
茶道の基本を養う上で最も必要な課目となります。
○茶箱点(ちゃばこだて)
茶箱(ちゃばこ)と呼ばれる箱を使って行う点前(てまえ)の事。
季節によって種類があります。
上記の資格を取得する事で初級の資格を得る事が出来ます。
【中級】(随時申請可)
○茶通箱(さつうばこ)
二種類の濃茶(こいちゃ)を同じお客に差し上げるときの点前となります。
○唐物(からもの)
茶入(ちゃいれ)が唐物(からもの:中国産)の場合の扱い方です
○台天目(だいてんもく)
天目(てんもく)茶碗を台にのせて扱う点前のことを指します。
○盆点(ぼんだて)
唐物茶入が盆にのった場合の点前
○和巾点(わきんだて)
名物裂(めいぶつぎれ)をもって作った古帛紗(こぶくさ)の上に、袋に入れた中次(なかつぎ)をのせて扱う点前。